2007年7月6日金曜日
泣けるおすすめ映画〜「海辺の家」
2001年アメリカ
出演:ケヴィン・クライン、クリスティン・スコット・トーマス、ヘイデン・クリステンセン
男の子を持つ父親は特に心に響くのではないでしょうか?
ジョージ(ケヴィン・クライン)は、長年勤めた建築事務所から「仕事のやり方が古いからもういらない」って感じで突然解雇されます。理不尽な上司に怒り心頭で暴れたところ会社で倒れ、病院に運ばれガン告知を受ける。16年前に離婚してから、ずっと一人暮らし。一番幸せだったのは息子が6歳の時に一緒に海で遊んだ頃だったと、さみしそうに思い出すあたりはなんだかじ〜んとしてしまいます。
余命数ヶ月だけど、幸せだった記憶を形にしたかったのかな、ず〜っと夢だった海辺の家を自分の手で作る決意をします。
息子のサム(ヘイデン)は、再婚した奥さんのロビン(クリスティン)の家で手に負えない暴れん坊の思春期を迎えています。でも、ジョージはどうしてもサムと一緒に新しい家を作りたかった、サムをこのままの暴れん坊にしておくのは心残りだったのでしょうね。
なんてことのないストーリーなんだけど、見終わったあとの満足感かありました。いい映画をみたなぁ、ちょっといい時間をすごしたなぁ、って。人間の本質的なところに響く感情は、自然と人を動かすんですね。主人公のジョージはちょっとトリックスター的な存在。はだかんぼうでうろうろするから近所の人から怒られたりもするし、会社で暴れた時には今まで作った建築ジオラマを全てこわしてしまったりする。だけど、生きてる意味が分からなくなって暴れてた息子のサムを素直なサムにかえる事に成功するし、娘のボーイフレンドと浮気をしちゃった奥さんが家の建築に大勢の協力者を連れてきたりする。
スターウォーズで世界的に有名になる前のヘイデン君はとても可愛い!
LOSTでブーン役のイアン・ザマーホルデンがガールフレンドのお母さんと情事を楽しんじゃう役で出演してたりして。そんな見所もありました。
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